午睡








ああ、やっと起きたのか?

あれ? エド?
起きたって、……何で?

って、エドってば何でそんなに不機嫌そうなんだろう?

お前な〜、もしかしてまだ寝てるのか?

目を開けたまま寝るなんて器用なやつ。ってエドが額を小突いてくる。

ちょっと。
痛いな〜。やめてよ。

私は額をおさえながら、あとじさろうとする。
だけどすぐに背中が何かに当たって止まってしまった。
ああ、そうか。



〜〜〜

眠〜い!

ああ? どうしたんだ。

眠いのよ〜!
最近ずっと仕事が立て込んでて眠れないの〜!

お前もか?
俺も賢者の石の資料あさりばっかやってて、寝れてねーんだよな。
あー、寝み〜。

本当〜。

もう、本当に眠くて脳がかゆいわ。
眠い〜。

よし! 寝に行くか!

んん?

ほら、行くぞ!

わわっ。ちょっと、エド!


〜〜〜

って、腕を掴まれて無理矢理ここに連れてこられたんだっけ。

ここ。
セントラルにある森林公園の中。
ポカポカしてて、時折吹く風が穏やかで気持ち良い。
背にある大きな木の影が、お昼寝には最高に良い場所を提供してくれてる。

ああ〜、気持ちいいな〜。



え? え?
今なんか顔に当たった〜。

あ。エドが咲いていた花をむしって投げたのね?

ひどいことするなー。
お花が可哀想でしょ?

お前がいつまでも寝ぼけてるからだろう?

寝ぼけてないで〜す。
この穏やかな気候に心が癒されていたの!

ふ〜ん。

やっぱりエド不機嫌そう。
お昼寝にきたのに、寝れなかったのか目の下の隈が全然とれてない。

エド〜?
もう一眠りする?

んや、いい。

膝枕してあげようか?

なっ! いらねえよ!

わ、エド顔が真っ赤だ〜。
でも声に出していったらきっともっと怒るから、言〜わない。

ほら。起きたんなら帰るぞ!

わわわ。
エドってば急に私の腕をとって歩き出しちゃった。

もうちょっとゆっくり歩いてよ〜。

うるせーな。
俺、腹減っちまったんだよ。
さっさと帰って夕飯だー。

あー、はいはい。
育ち盛り駄もんね〜。仕方ないか。
でも、御飯だけじゃなくてちゃんと牛乳も飲まないと大きくなれないよ〜。

何だと? いいんだよ。んなもん飲まなくても俺様はでっかくなるんだからな。

そのわりには私より小さいですな〜。

うるせ〜!



エドの左手と私の右手はまだ繋がったまま。
こんな些細なことが、嬉しい。

わかんないんだろうな。

さっき投げた白い花を、まだしっかりと左手で掴んでいる。
その花言葉が「共に未来を」、なんてこと。


ったく。


「「鈍感なんだから」」










補足説明。

両思いです。の、はずです。
こんなんしか書けなくてゴメンね。
エド同盟発足おめでとうございます。
なんにもなくて寂しいので、とりあえずこれを穴埋めにしてみてはいかがでしょうか?
スンゴイ久しぶりに小説書きました。こんなん小説じゃねえ。とか、言わないでね。

では、猿のお礼でした。

猿を求め続けてるある一人より。





維白へ

どうも有難う〜〜〜!!!!
こんな素敵小説頂けて感激だよ私は。
ほのぼのーでラブラブーで…あぁやっぱりエド大好きー!
これからもムフフな小説待ってるんで、
じゃんじゃん投稿して下さいな(ニヤリ。
本当に有難うございました★



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