「あぁ、ついに来ちまったぜ」  



調査報告のため、軍・東方司令部を訪れたエドとアル。雨が降っているにもかかわらず、
中に入らず立ち尽くす2人。  



「あ〜、また大佐に嫌味言われると思っただけでイヤになるぜっ。ったく大佐のやつ…」

 「仕方ないよ、兄さん。大佐はあぁいう人なんだから」

「どうせまた小さい小さい言いやがるんだぜ!?やってらんねぇっつーの」

「それでもいかなくちゃいけないんだから〜、行くよ」
 
「…っ、おぃちょっと待てよ!アル!!」  



大佐がいる部屋の扉の前。とうとうきてしまった、だがもう後には引けない。
それにここからは1人だ。  


―頼れるのは自分だけ…っておぃ、ちょっと待てよ。オレ、大佐にビビってんのか?
冗談じゃねぇ!…でも、会いたくない、帰りたい…―  



「鋼の…、いるんだろ?入れ」  



中から最も出会いたくない人物の声が聞こえてきた。そう、それはまぎれもなく
ロイ・マスタング大佐の声。  



「なんだ、怖いのか?それでも国家錬金術師といえるのか?早く入ってこいよ」

「…っ、言われなくても入るっての!」  



 ガチャッ


 
 ついにきたこの瞬間、今日はなんと言われるのだろうか。  



「やぁ、よく来た!鋼の」  

「よぉ大佐。…会いたくなかったけど」  

「また、そんなこと言って〜!照れてるのか。ホントは寂しかったんだろ?」

 「はぁっ!?」  


大佐が近づいてくる。しかも、やけにニヤニヤしてしている。  


「まぁ、座りたまえ。積もる話もあるだろう」  

「えっ!?…なぁ大佐、なんか変なもん食ったか?」  

「なんだ、いつもと同じだぞ。鋼の、こそおかしいんじゃないかぁ!?」    


 そう言いながら大佐は横に座る。しかも、とても近い、近すぎる。  


「あ〜、会いたかったぞ。鋼の。久しぶりだなぁ!こんなに大きくなって!!」  


…ありえない。いつもは嫌味たっぷりの言葉を投げかけてくる大佐が
ベッタリと寄り添ってくる。そのうえ頭までベタベタ撫でる。  


「大佐っ、大佐ぁっ!やめろよっ」  

「どうした?鋼の…、顔が真っ赤だぞ」  

「なっ!?大体オレは調査報告に来たんだからなっ!」  

「そんなことはどうでもいい。なっ!」  

「なっ!じゃねーよっ!ってか、ベタベタさわんなっ!」  

「いいじゃないか、鋼の。ハハハハハ…」      





 ―ん?何だ今のは―    



小鳥の囀り、小さな窓から漏れてくる光たち。そう、今日は調査報告の日。
どうしても大佐に会わなければならない日だ。  


「何だ、夢か。よかったぁ〜!!…あ、でもこっちの方がいいかも。
 大佐のやつぅ!ったくぃやになっちまうぜっ!!」

 「何1人でブツブツ言ってんの、兄さん。さっさとご飯食べに行きなよ」    






瀬奈さんより

えっと、この小説についてですが…、

何がどうエド関連なのかとか
自分でもよく分からないんですけど…。

とにかくエドが好き
なんですっっ!!!
   




瀬奈さん

小説投稿どうも有難うございます!!!!

壊れたロイにベタベタされるエド…可愛過ぎです!(⌒▽⌒)/

大佐だけでなく、私までニヤ×2してしまいました…。

エドの髪をベタベタ撫でたら、くすぐったそうな顔しそうですよね…

う〜ん萌えっ(’∀’)v

本当に有難うございました!!



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